舞台刀剣乱舞(刀ステ)无伝 夕紅の士―大坂夏の陣―を観てきたよ!【感想】

舞台刀剣乱舞(刀ステ)无伝 夕紅の士―大坂夏の陣―を観てきたよ!【感想】

2021-04-30
刀剣乱舞
刀ステ旗

2021/04/16観劇して来ました。

天伝とはまた違った雰囲気の舞台。

感想を残していきたい。

ネタバレは全く考慮していないので、この先は自己責任でお願いします。

舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-2021年5月18日 (火)公演をライブ+見逃しパック配信!
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大千鳥十文字槍の成り代わりと真田十勇士

刀ミュのみほとせで、刀剣男士が歴史上の人物に成り代わったとしても、史実通りに事が進めば問題ないという事象があったなぁと思いだしていました。

しかしステでは、真田十勇士という刀剣男士とも時間遡行軍ともならないイレギュラーが発生しているからか、大千鳥が真田信繫に成り代わっているのをすぐに気付かれてしまっていた。

十勇士が思いのほか際立っていて、今までの刀ステと少し違う印象を受けました。

一段とパワーアップしたステアラの舞台演出

背景画像に合わせた演技、真田十勇士が術使いというエンタメ要素満載の設定でした。

炎出たり、水中にしたり。

ただの背景だけではなく、すこしゲームチックな演出(何だかスーパーマリオやってる気になった)で、「こんな使い方出来るんだ」っていう驚きでした。

「士」=「侍」ということ

刀剣男士も真田十勇士も「士」の文字を持ち、互いに「侍」の文字を持つものとしてお互いの信念というか物語を描くというか。

歴史を守るものと真田信繫が貫いた信念を守るものとしてのぶつかり合いが、何をしても交わらないものであることが悲しい。

真田十勇士はこの世界で「朧」として最後自らを表現していた。

どれだけの思いを持っていても、「豊臣を守る」ということが成就はされないのだなと思うと、切ない。

阿形と吽形に興奮する鶴丸

真田丸で阿形・吽形に遭遇する鶴丸のテンションがかなり高い。

しかもファンサもらってる 笑

手をグーパー(?)しながら反応もらっているのに、周りは真剣にストーリーを進めていた。

その後真田丸にあったスクーター乗って話の腰折るのは流石。

ちょっと銀魂が頭をよぎったな…。

【プチ考察】真田十勇士だけではだめだったから高台院を送り込んだとは?

作中で如水たちが「真田十勇士だけではダメだったから高台院を送り込んだ」とか何とか言っていた(少し記憶が朧げですが)のは、円環を周る上で高台院がいなかった世界線があったのだろうか。

最後に「悲伝」が「陽伝」に変わったのは、そういうことなのかな。

  • 悲伝は高台院がいなかった真田十勇士だけがいた「无伝」
  • 陽伝は高台院がいる+真田十勇士がいる「无伝」

だと推測。

高台院がいたことによって鬼丸が発生するのだろうか。

ちなみに「陽」って、日とか太陽とかの意味がるけど、その他にも「偽る」「見せかける」って意味、あるんだよね…

まんばちゃんの太陽を意味するのか、それとも…。

高台院の歌声がすごい

綺伝に続き、女性の役に宝塚出身の一路真輝さんを起用。

すごかった。

彼女が歌っただけで空気が変わった。

宝塚ってすごい…

七海ひろきさんもすごかったけど、本当オーラといい振る舞いといい、演技が自然ですごい。

三日月と高台院

三日月のもともとの主である高台院が、「あなたは誰のものにもならない」「今の主にとっても」ということを言っていたことに対し、三日月は肯定しなかったけれど、笑ってやりすごしていた。

お互いにお互いのことをすごく分かっていて、最後だけ「寧々様」と三日月が言っていたのがすごく印象的だった。

三日月がここでも鶴丸に対して「この本丸があるから戻ってこれる」っていうセリフは誰のものにもならない三日月が、この本丸にだけは帰りたいって思ってるのすごく、何か刺さる。

首のないトルソーに衣装だけの本丸のみんな

三日月と鶴丸が「この戦いに終わりが無いとしたら、どうしたら狂わずにいられる?」という話をしていた後に、本丸のみんなの衣装を着た首のないトルソーが出てくる。

2人があのときはこうだった、このときは…といった思い出を語る場面で、首が無いのがすごく違和感だったんですよね。

今まで維伝で他の刀剣男士を出すときって、きちんと人を使って出してきた(アンサンブルさんが着て後ろ姿で出演)のに、今回はトルソー。

しかも顔から上が無いって、単純に予算の問題なのかアンサンブルの人数が足りないからトルソーなのか、「え、最後みんな折れないよね…?」って思わされる演出なのか…

でも歴代の衣装が見れるのはすごく嬉しい。

激しい殺陣で鶴丸のウィッグがずれていた

4/16公演では、乱戦での殺陣がかなり激しい中、鶴丸のウィッグがネットが見えるくらいずれてしまっていた。

けどそれを思わせないくらいに殺陣しながら隠して捌けていくのすごかった。

サイドシートだったから、本当に見えなくなるところでやっとウィッグ押さえて奥に行くのが見えたんですが、それまでは袖さばきで見えづらくしながら走り抜けていって、プロすごいって思いました。

秀頼と秀忠の邂逅

天下人になるに相応しいのはどちらか問題で、自分のことしか考えていない秀頼と、その先を見据えている秀忠。

秀頼が秀忠の思いを聞いて「負けた」って思った瞬間がすごく分かって。

秀頼は戦国の世であれば天下人になるのは問題なかったかもしれないけれど、新たな時代が来てる今、古い考えではなく平和を長引かせるはどうしたらいいかを考えている秀忠のほうが新たな時代に順応していたんだなー…って思いました。

エンディングの三日月

回る舞台を穏やかな笑顔で絵巻の反対方向を進む三日月がすごく印象的でした。

いつも舞台の中心で出演者さんたちが順番に番傘回しての演出なのに、今回はあらゆる背景に出演者さんたちがいて、舞台が回るというもの。

逆行してるのが三日月だけなんですよね。

絵巻のように右に背景と他の出演者さんたちは進むのに、三日月だけは左へと向かっていく。

円環に捉われているから彼だけは逆行していたのかな。

まとめ

天伝は蒼空の兵というタイトル通り、ある意味爽やかさがあったなぁと。一期の葛藤が晴れた後とか、秀頼も父親から開放されたようなあとが。

あとは兵。秀頼は「兵士」。一期たちは「武器」としての意味を持たせていたのではないかな。

无伝は夕紅の士という通り、全体的に「落城」を思わされる「紅」が付きまとう。「侍」は高貴な人に付き従うということで三日月と真田十勇士のことを主に指していたのかな、という印象。

ここの物語が悲伝にかなり影響を与えてくるのが楽しみです。

次は綺伝(改変されていない)が待っているので、そこもどう絡まってくるのか。

それにしても久々の鈴木拡樹さんの三日月を見て、改めてすごいなって思う。

彼がいるだけで締まる。

表情も都度変えているよなーって。

あと殺陣が綺麗。

何度でも見ていたい。

今回サイドシートで見ていたので、見切れる部分はあったんですが、良い所として出演者さんたちがかなり近い距離で走り去っていったり出て来たりするのが見れるっていうところでした。

正面から見えなくなっても見えない部分でも既に役に入っているし役から抜けていないのすごい。

当たり前なんだろうけど、その当たり前がすごいなぁ、と。

4月28日~5月11日まで、東京都の緊急事態宣言に伴って公演の中止のお知らせを見ました。

今舞台が見れることが奇跡で、すごく尊い時間なんだなと改めて思いました。

5月公演も見に行く予定ですが、どうなるか分からないこの時勢で、1回1回の公演を見れることを嬉しく思うことと貴重な時間なんだということを胸にこれからも応援していきたいなって思いました。

それでは!