乙女ゲームの金字塔 遙かなる時空の中で3舞台観劇して来たよ!感想とかレポートをまとめました

乙女ゲームの金字塔 遙かなる時空の中で3舞台観劇して来たよ!感想とかレポートをまとめました
2018-12-10

こんにちは!yuma(@minariyuma)です。

念願の遙かなる時空の中で3の舞台を観劇して来ました。

原作のあの長い物語をよく凝縮して約3時間の中で完結できるようにしてくれたなっていう感動と、出演者さんたちのキャラクターへのなりきり度と遙か3の原作ファンとして「良かった」って言える舞台で1幕はちょっと泣きそうになりました(苦笑)

以下ネタバレ含む感想とレポをつづっていきます。

個人的な目線で語る遙かなる時空の中で3という作品

遙か3の舞台自体の感想とかレポに入る前に、ちょっと私目線の遙か3紹介を。

私自身が遙か3を一番最初にプレイしたのは2005年まで遡るんですが、とにかく当時はすごい衝撃を受けた作品でした。

何がって今まで遙かシリーズといえばストーリーは金太郎あめ状態(どのキャラクターのルートを進めど同じ共通のストーリーを繰り返すこと)で周回プレイするのが結構キツかったり、1と2の八葉は1のキャラクターを何となく思い浮かべる見た目だったり…という作品が!

ナンバリングの3から「運命の上書きシステム」という画期的なシステム導入という、新たなシステム導入がされました。

そのおかげで1週目はありえないほど強い知盛による必ず強制BADなED、2週目以降からキャラクターの個人ルート開通という目からうろこの物語とシステムに変更になって、当時私は何週プレイしたかもう分からないくらいやり直した記憶がよみがえります。

わざと選択肢で最良の選択肢ではないものをセーブ&リロードでやり直したな…

きっと初代プレステ時代の遙か1(八葉抄ではなく普通の遙かのタイトルの時)からたしなんでいる神子さま方は個人ルートで深いストーリーを堪能できるだんんてシステムに言いようのない感動を覚えた方は多いのではないでしょうか。(あれ?私だけ???)

今では当たり前の個人ルートは、2000年代初頭あたりは普通じゃなかったんですよ!って声を上げて言いたい。

舞台1幕のストーリー展開は遙か3原作ゲームよりも望美ちゃんに対しての試練が厳しめ

異世界の源平合戦の時代へと召喚された望美ちゃんに対しての周りの当たりが結構厳しめだったように感じます。

1幕目っていうのは、遙か3のゲームで言う1週目。

普通の女子高生だった春日望美ちゃんが初めて剣を握り、初陣を飾り、癖のある人たちと関わることになる時間軸。

女子高生が剣を振るうことだけでもすごいのに、よもや某別当とか某参謀とかと対等に渡り合えるはずが…ないじゃない!って言いたい。

春の京でのヒノエとの遭遇。1幕目の望美ちゃんの回答は普通の女子高生としての対応としては普通なんだよ!!!って思う。いや、本当心の底から。

舞台は構成上、三草山での敗戦とか熊野参詣が省略されていて。京と福原の2拠点で全てを完結させているからか八葉同士や神子との絆が少し駆け足だった印象。それもあるからか、めっちゃ早く花断ち習得とか下賀茂神社で将臣くんとの関係で重要な質問されたりとか、鎌倉から協力が得られない話がすぐ来たりとか…。

何より燃える京(遙か3原作だと7章)がすぐ来る。ヒノエくんが敵側だし、意外とみんなが炎や戦いでいなくなる描写がすごい。

原作では確か八葉全員とは会えなかったはずだし、将臣くんとも直接は会えなかったはず。

舞台のストーリーはゲームよりも望美ちゃんの後悔と心に負うキズが深いような気がしました。

舞台2幕の詰め込み感がハンパない。望美ちゃんの成長がレベルがカンストしていた

京の宇治川に2幕の最初は戻る設定は遙か3原作と一緒。

だけれども封印の場面から戻るのではなくて、すでに怨霊を倒した後。ゲームの望美ちゃんより先走ってる感がすごかったけれど、悠長に心の絆を上げている時間が無いからなんだろうなーって思いました。

1幕では太刀打ちできなかった九郎さんへの当てつけがもう、望美ちゃんだからこそ。逆にやり返すの嫌いじゃない。

京でのイベントもちょっと駆け足。せめてヒノエくんとの邂逅は「私、あなたに会いに来たんだよ」は入れて欲しかったなーーー(小声)

めっちゃ強気の神子姫様も嫌いじゃないけれど、将臣くんや九郎さんとの恋愛イベントはちょいちょい入ってきていたので、ぜひ、ぜひ他の八葉とも少しで良いから起こして欲しかった…!!!

望美ちゃんの熊野水軍勧誘もすごい軍師的な発言だったし、軍議してる時も「和議は罠だよ」ってはっきり言っちゃうのも素敵。本当何週してきた望美ちゃんだよ、って突っ込みたかった。

そのあとすぐに福原に舞台が移るんだけれど、還内府との一騎打ちもぜひ「あなたが(お前が)還内府(龍神の神子)!」ってやつ入れてくれたら本当、多分号泣してた。無かったけど。

本来は福原じゃなくてもっと先の壇ノ浦でのシーンだったと思ったけれど、知盛の入水シーン、遙か3原作のゲームと同じセリフなんだよね。挙句に知盛を演じてくれた中村誠治朗さんが浜田賢二さんに似せてきてるから特にもう、感無量でした。

このまま十六夜記へと舞台が繋げられそうな終わり方に期待。遙か3のノーマルED

EDは大団円ではなく、このままゲームの続編である十六夜記へと繋がりそうな終わり方でした。

あのまま時間が許せば鎌倉スルーして平泉行ってもおかしくなかったよ、絶対。

ノーマルEDと言っていいか悩みますが、どこにでも繋がりそうないい終わり方だったと思いました。

ちょっと気になるのは説明不足が目立ったこと

全体的にはまとまっていてすごく良かったんだけれど、

  • リズヴァーンの登場が急すぎるのと、知らないうちに九郎も望美ちゃんも「先生」って呼んでいる
  • 熊野少年・天地朱雀の説明なし
  • 天地八葉・星の一族などの遙かにかんする特有の説明が無い

というところがちょっと気になりました。

リズヴァーンの登場と九郎と神子の「先生」呼びに違和感

遙か3原作を知っているから急にリズ先生が現れたり、九郎と何も言わずに手合わせしていても違和感なく受け入れられていたけれど、舞台は原作を知らない人だって来場するわけで。

特にキャスト目当てで来ていた人たちには何故リズ先生が望美ちゃんに剣を教えたのか、何も言わずに九郎と手合わせしていたのか、源氏に組していたのか不明なのでは?

本来鞍馬に望美ちゃんが訪ねに行くシーンがあるはずなのに、それが無い。また九郎がリズ先生に剣を教わったっていうくだりもない。

急に現れていつの間にか源氏にいる人になっていた。確かにリズ先生の詳細を語るとそれだけで時間取るけど、鞍馬に行ったり九郎の剣の師匠だという話は入れても良かったんじゃないかなーって思いました。

熊野少年・天地朱雀の関係の説明が無いからなぜ1幕目で「お久しぶりですね」って弁慶が敦盛に言ったのか伝わらない

遙か3の原作だと熊野参詣が入るから、その時に天地朱雀と敦盛の関係が聞けます。またヒノエと弁慶が甥と叔父関係ヒノエ自身が平家と源氏に関係する血筋だっていうのも出てくる。

けれども今回舞台ではそこまで掘り下げられないから急に舞台1幕目で敦盛が捕らえられた際に弁慶が言った「お久しぶりですね」っていう言葉が浮いてしまうような気がしました。

ストーリー知らない人からしたら「え?いつ会ったの?」ってならないのかなーって。

さらっと天地朱雀の絡みがあったけれど、さり気なく「甥」って言っていたけれど、「ふぅん…?」で終わりそう。確かに大筋のストーリーには全く関係ないんだけど(苦笑)

遙かシリーズ特有の天地八葉・星の一族の話が全くない

ここ!ここ重要!!!

確かにキャストさんたちが並ぶとき、天地で別れて並んでいるんだけどね。今回天地での協力技とか一切ないから必要ないのかもしれないけどね、けどやっぱり遙かならこの関係性は入れて欲しいんだよ!!!

だってさ、将臣くんも譲くんもただ望美ちゃんの近くにいたから、八葉だから一緒に召喚されたわけじゃないわけじゃない?

ここも今回のストーリー構成上関係ないかもしれないんだけどさ。遙かシリーズで神子さまをサポートするのって星の一族じゃない!

折角のオリジナルでかつ重要な役割を持っている星の一族、天地八葉同士の絆とか触れてくれたらもっと良かったのになー。

触れたら触れたで4時間越えになるって言われたらそうかもしれないんだけどね。

ロビーいっぱいに広がるキャストさんたちへのお花たち

紀伊國屋サザンシアターのロビーはかなり狭く、壁いっぱいに沿うようにキャストさんたちへのお花が飾られていました。

お花で作られたキティちゃんがたくさん付いているものや、熊野水軍の家紋を入れたミニ掛け軸調のお花や、キャラクター衣装を模したお花など、見ているだけで楽しめるものばかりでした。

センスがすごい。

ただし狭くて写真撮るのはかなり難しかったので目に焼き付けて来ました。

全体的には良作。遙か3のゲームををもう一度やり直したくなる舞台でした

気になる所を挙げはしたけれど、やっぱり全体的にはあの長い物語を凝縮して短く綺麗にまとめたことや役者さんのキャラクターのなりきり度で遙かの世界観はそのままだったと思います。

遙かシリーズでは本当に一番思い入れのある作品。そう同じように思っている神子さま方は多いと思います。

期待値が高い作品だからこそ役者さんたちはプレッシャーがあったかと思いますが、本当に演じて下さってありがとうございましたって声を声高に言いたい。

舞台が終わってすぐに原作をやり直したくなる、あの遙か3の世界に浸りたくなるそんな作品でした。

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