審神者歴4年の女子から見た『映画刀剣乱舞』考察とか難しいことは分からないから思ったことだけ書くよ【感想】

審神者歴4年の女子から見た『映画刀剣乱舞』考察とか難しいことは分からないから思ったことだけ書くよ【感想】

2019-01-26

こんにちは。
DMM.comより絶賛配信中の刀剣乱舞、配信時からおよそ3か月後に審神者になったyuma(@minariyuma)です。

ついに銀幕デビューした映画刀剣乱舞。
巷では「小林靖子さんが~やら」と特撮界隈のシナリオにかなり敏感に反応している方々がいる中、特撮に関しては「昔弟が見てたなー」くらいにしか知識が無い私が見たストーリー展開やキャストさんたちについて感想をいくつか連ねていきます。


(ちなみに考察とか難しいこと考えるのも苦手なので思ったままを書き連ねたい)
忘れないうちに(笑)

「映画刀剣乱舞」の時間軸の正史は信長生存ルートの本能寺の変

最初から最後まで信長はいた!本能寺の変の後の大きな出来事である安土城炎上まで。

まず最初から刀剣男士たちがスクリーンに映し出されるよりも先に織田信長が出てくるっていう驚き。始まりだけ見たらとうらぶの映画だって思わないんじゃないかなってくらい大河ドラマのようでした。

流石山本耕史。メインキャラクターの三日月宗近よりも先にお目見えである。

本能寺の変からストーリーが始まるんですが、我々が知っている本能寺の変って本能寺が炎上して信長がそこで最期を迎えるというもの。

私たちが知るのは薬研藤四郎で自害したとも、逃げ延びて生きていたとも、真実は不明。でも歴史の教科書には本能寺の変で信長は終わっている。

その不透明さからこの映画の正史は「信長が本能寺の変では生き延び説」を取り入れているアツさ。

このあとに続く「物が語る故物語」に続くこの設定がすごいんです。

物が語る故物語。刀が見てきた真実

本能寺の変時にその場にいた不動行光、安土城炎上時に使われた薬研藤四郎、秀吉が持参していた三日月宗近。

この3振りが映画の中の時間軸での真実を知っている重要な3振りなんだろうなーっていう。

ちなみに本能寺の変への出陣のときの編成が信長関係の刀たちばかりでの時間遡行ってある意味鬼畜だと思った(苦笑)

刀ステとは違う本丸の話だと分かってはいるけれど、虚伝のときの不動行光の「信長様を助けたい」っていう暴走が無いのが今回の「刀が見てきた真実」とリンクする精神状態なんだなーって思いました。

映画ではここ(本能寺)では信長は死なないって知ってたからステのときのような行動には出なかったんだろうなって。

ちなみに私映画で森蘭丸の刀が不動行光だと知ったよ…

ストーリーを通して、刀の時に信長の大きなイベント(本能寺・安土城炎上)を見てきた刀たちだけが真実を知っている。

映画では無銘が信長を助けるストーリーになっているけれど、この世界の時間遡行軍が介入しなかった現実は森蘭丸が信長を逃がしているというストーリーなんだろうなって思う。

最期まで信長を守るシーンがあるのは、きっとそう。取り敢えず本能寺の時点では信長は「生きている」ってことを少なくとも三日月と不動くんは知っていたんだろうな、きっと。

本能寺の変・安土城放火事件は真実が不明だからこそ秀吉の天下への足掛かりとして描かれる

この二つの大きな歴史的事件は真実が不明であるということが今回のストーリーで重要なんだなって思いました。

調べれば犯人は秀吉だったり家康だったり、色んな人が可能性として挙げられている。

今回犯人は秀吉だとして物語が進んでいくことになるわけだけれど、スムーズにここに繋げるストーリーの運びに違和感ないのすごい…。

八嶋さん演じる秀吉が信長亡き後、燃え残った薬研藤四郎拾い上げて一旦黙とうするけどすぐに通常の表情に戻るの…すごい…

最初はのた打ち回ってたり、風呂で赤尻見せたりとちょっとばかりコミカルさがあるのに段々狡猾さが出て来るの…すごい…

秀吉って結構良い人柄として描かれる作品ばかりに触れていたからか、何というか、新鮮さと、あの笑顔が印象的な八嶋さんが演じると一種の狂気を感じるとまで思う。割と本気で。

川辺での山姥切・薬研・骨喰がサボり中の学生にしか見えなかった件

三日月たちと別れて川辺で体制を整えていたこの3振り。鎧外してるからただの学生服にしか見えなかった(笑)

それにしても薬研くんのシャツ、ボタン外してネクタイ緩めてるの、ホント好き。

いちいちアップがイケメンだった。

ただちょっとウィッグが気になったことだけが少しだけ引っかかっています。前髪ー…。

山姥切も本当相変わらず美しい顔だし骨喰は女の子みたいに可愛かったし、顔面偏差値がかなり高いこの映画。(顔だけじゃないんだけどね、殺陣もすごかったけどね)

アクションがすごい!殺陣の迫力とアクションの大技が見ていて痛快

殺陣が刀種によっての違いと、キャラクターによっての所作が全然違うのが見どころ。また、薬研くんの壁蹴って一回転とか無銘と戦ってるときの、相手の背中を使って回転とか本当、もう好き。というかすごい。三日月も所作が相変わらず走るときとか上半身動かさないで走るとか歩くとか、舞台の時に徹底している能みたいな動きしてくれてるし、戦う時にきちんと刀と刀が当たってる所とか、全部迫力があってすごいの一言。痛快アクション実写映画だって言える。絶対(笑)

舞台では、絶対に当ててはいけないんです。やっぱり、ケガに繋がってしまうので。そういう意識があったので、(最初は)映画の撮影の時にも刀を当てなかったんです。蹴りやパンチもそうです。でも、「当ててこい!」と言われました。やっぱり、当てていかないと“生感”が出ない、と。その違いを埋めるのが凄く難しくて。どうしても寸止めしてしまったり、相手との距離を保ってしまう。だから、本当に勉強になりました。

SPICE『映画刀剣乱舞』荒牧慶彦インタビュー2.5次元と舞台、映画の境界に立つ”俳優”が見据える現在と未来とは より引用

このインタビュー記事でも語られているように舞台の迫力とはまた違った臨場感を映画では味わえました。

「映画刀剣乱舞」に対して「継承」が隠された副題っていうアツさ

原作であるゲームでは明確なストーリーが無いからこそ、様々な本丸の話として色んな創作が出来るのが、刀剣乱舞っていうメディアのすごいところ。

そのため、花丸・活劇・ミュージカル・舞台…それぞれ全く違うストーリー展開。今回映画では代替わりという一つの要素が入ってきた。それが信長から秀吉へ。老齢審神者から幼女審神者へ。

歴史の代替わりはもちろんだけれど、今まで二次創作にしか存在しなかった引継ぎ審神者の存在が、公式でOKが出ている設定っていうのがアツい。(しかも幼女)

ストーリーは刀も人もどこまでも続くのだというメッセージなのかなーっ思ったり。

三日月一人だけ残ったあとに助けに来る第一部隊のメンツ。好き。でもあのポーション審神者知らない

流石に全国の銀幕のステージで真剣必殺はダメだったか…というのが私の感想のひとつ。満身創痍な刀剣男士たち。舞台の君ら、脱いでたじゃんーーー!!!

三日月だけ残って、多分審神者とともに折れる気でいたのかなってところで助けに戻ってくる山姥切以下隊員たち。

赤い怪しげな変若水のような(要参照:薄桜鬼)ポーション飲んで回復してたじゃない?一口団子か仙人団子か幕の内弁当でしょーーーーって思ったの、きっと私だけじゃないはず(笑)

いつの間に新たな道具が出来ていたのか…

ゲームでの実装はあるの…かな?

あの助けに来るシーンだけ切り取ると、あまり戦隊ものに詳しくない私が見ても何だかちょっと「それっぽい」って感じました。

新刀剣男士お目見え。服装だけで「江」だと分かる審神者勢

まさかの明智の刀…!篭手切江と似た衣装ーーーってことで江の刀だとは思ったけれどまさかの明智。

そして「あれはドロップということでよろしいか?」って聞いてみたい。

みんなドロップ刀は遡行軍に操られているのだろうか…?

遡行軍に操られていた一人「倶利伽羅江」がまさか最後にお目見えするとは。しかも、まだ、ゲーム出てないっていうミラクル。

カラーリングだけで審神者勢に分かる「江」の刀。実装するのかな。玉集めなら確実に私手に入れられる自信はない…(苦笑)

今回出れなかった舞台でのキャストが最後に登場っていうサプライズ

あーあーあーあーあ私の初期刀ーーーー!!!歌仙兼定っていうんですけど。

最後に最後の最後に、ちょこっとだけ出てきて泣いた。全私が泣いた。

座ってただけだし、何ならちょっと引きで映ってただけだから顔だってぼやけてる感じだったけど、推しが!私の推しが、出るだなんて前情報無かったのに出てきてそこだけで見たかいがあったよ。

全体的にまとまった違和感のない作品、映画刀剣乱舞。ぜひ誰もが見て欲しい作品である

若手の2.5次元俳優+大御所(大河新撰組!のメンバー)でただ顔の良い作品というだけではないのは言いたい。私の感想では全く、ここの部分伝わらないと思うけど(苦笑)

ストーリーのすごさとか、検証とか、この辺は小林靖子さんファンの方やリピートで見て気づいた方がたくさんふせったーとかブログとかで書かれているから、それはもうそこで見て欲しい。

かなり詳しく、なんなら「職人?」ってくらい細かく考察や伏線回収とかについて語ってる人多いから!

私は難しいこと考えるの、ちょっと苦手だから「あのシーンは○○で~」「あそこの目線はこういう意味で~」とか考えながら見るの、出来ないけどそんな人でも十分、違和感なく楽しめるし、「あそこでああいうこと言ってたけど、あれ拾ってなくない~?」っていう単純に見ていても気づくレベルでの違和感や伏線未回収って無いと思うので、ぜひ気軽に見て欲しい。

ただし、「花丸のほのぼの感が好きなの」って人は要注意。ほのぼの感、無いから(苦笑)

シリアスなストーリー好きな人にはきっとハマるストーリーだと思います。全力で。

以上、個人的感想でした。

映画刀剣乱舞公式ホームページはこちら

(引用:アイキャッチ画像は公式様から)

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